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原口 代表復帰御礼弾!定位置獲得へザック監督に猛アピール

[ 2012年9月2日 06:00 ]

<浦和・大宮>前半11分、浦和の原口は先制ゴールを決める

J1第24節 浦和1―1大宮

(9月1日 埼玉)
 J1第24節は各地で9試合が行われ、11日のW杯アジア最終予選イラク戦(埼玉)に臨む日本代表に選出された浦和のFW原口元気(21)が、代表合流前最後のリーグ戦で気を吐いた。大宮戦の前半11分に先制ゴール。チームは1―1で引き分けたが、A代表での定位置獲得に向け、猛アピールした。
【試合結果】

 ザッケローニ監督に届けと、思い切り右足を振り抜いた。前半11分、柏木のクロスをマルシオが折り返し、ゴール正面から原口が先制点を叩き込んだ。チームのホーム通算500点目のメモリアルゴール。ゴール後に同僚から祝福された若きエースは「狙い通りだった」と満足そうに振り返った。

 関塚ジャパンでは五輪予選で活躍しながら、本大会メンバー18人からは落選した。その悔しさは、チームとA代表で晴らすと心に決めた。新たに据えた目標は14年W杯ブラジル大会出場を目指すザックジャパンでの定位置獲得。7月2日の五輪メンバー発表後は関塚監督にアピールするかのように8試合で4得点の荒稼ぎ。それが評価され、30日に5月の国際親善試合・アゼルバイジャン戦以来となるA代表復帰も発表された。勝利には結びつかなかったが、チャンスを与えてくれたザッケローニ監督の期待に応えるべく、合流前最後の試合で結果を出した。

 11日のアジア最終予選イラク戦の舞台は本拠の埼玉スタジアムだ。「点を取りたいですね。まずは出ることが大事。練習からコンディションのいいところをアピールしてチャンスをつかみたい」。五輪代表落選から2カ月。自信を取り戻した21歳は、ジャパンブルーのユニホーム姿でゴールネットを揺らす光景を思い描いていた。

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