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“宿敵”にリベンジだ!横山 対韓国戦2戦連発弾狙う

[ 2012年8月29日 06:00 ]

シュート練習をこなす横山

U―20女子W杯準々決勝 日本―韓国

(8月30日 国立)
 日本で開催中のU―20女子W杯に出場しているU―20日本代表“ヤングなでしこ”は28日、準々決勝・韓国戦(30日、国立)に向けて神奈川県内で紅白戦を行った。FW横山久美(19=岡山湯郷)は11年10月のU―19アジア選手権の韓国戦でゴールを決めており、対韓国戦2試合連続得点を宣言。10年のU―17W杯決勝で敗れた宿敵へのリベンジに燃えている。

 相性のいいライバルに再び一発を浴びせる。初の4強入りを懸けた準々決勝で相まみえるのは宿敵・韓国。10年のU―17W杯決勝でPK戦の末に敗れているだけに、横山は並々ならぬ闘志を燃やしている。

 紅白戦では主力組の左MFで切れのある動きを披露し、順調な仕上がりをアピールした。「どの試合も負けられないけど決勝トーナメントは勝たないと終わってしまう。しかも相手は韓国。U―17W杯の決勝は本当に悔しかったし、今でもあの試合のことは思い出します」。世界一のタイトルを目前で阻まれた苦い記憶は今も消えていない。

 だが、苦手意識はない。今大会の予選を兼ねた昨年10月のU―19アジア選手権では、3―1で韓国を下している。その試合で後半途中から投入された横山は1―0の後半16分、得意のドリブルから中央に持ち込み、約25メートルの豪快なミドルシュートを叩き込んでいる。「韓国は球際が強くてカウンターには気をつけないといけないけど、いいイメージはある」と自信たっぷりに言い切った。

 次戦は左MFでの先発が濃厚。もちろん韓国戦2戦連発を狙っていく。「自分の仕事はゴールを決めること。どんな形でもいいから点を取るだけ。(相手は)守ってくるので、なかなか点が取れない展開になるかもしれないけど、そこで先制点を決めたい。前の選手が自信を持って試合に臨まなければいけない」。U―17W杯とU―19アジア選手権で1勝1敗。世代別の大会もこれが最後。自らの足でけりをつける準備は整っている。

 ▽U―17女子W杯トリニダード・トバゴ大会決勝・韓国戦(10年9月25日)京川、横山、猶本、田中陽、浜田らが先発。前半6分に先制されたが、5分後にCKのこぼれ球を猶本が押し込んで1―1。同17分に田中陽の追加点で逆転したが、ロスタイムに直接FKを決められ、同点で折り返した。後半12分に再び勝ち越したが、同34分に追いつかれ、3―3のまま延長戦に突入。120分で決着がつかずに突入したPK戦では4―5で敗れた。

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2012年8月29日のニュース