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大津初招集も!ザックジャパン 欧州組18選手に“レター”

[ 2012年8月23日 06:00 ]

A代表初招集の可能性が高まったロンドン五輪代表の大津祐樹

 日本サッカー協会は22日、キリンチャレンジ杯UAE戦(9月6日、新潟・東北電力ス)、W杯アジア最終予選イラク戦(9月11日、埼玉ス)に備え、欧州のリーグに在籍する18選手の所属クラブに招集の可能性を示す文書を送付したことを明かした。ロンドン五輪代表の大津祐樹(22=ボルシアMG)も名前を連ねており、A代表初招集の可能性が高まった。

 関塚ジャパンのシンデレラボーイにA代表入りの道が開けてきた。日本協会は、UAE戦、イラク戦に招集する可能性がある18選手の所属クラブに、その旨を伝える文書を送付した。ロンドン五輪代表からは、既にA代表でも実績のある吉田、酒井高、酒井宏、清武、宇佐美がリストアップされ、大津も初めて名前を連ねた。

 大津はロンドン五輪で大ブレーク。優勝候補筆頭スペインとの初戦での決勝ゴールをはじめ、チーム最多の3得点を挙げて44年ぶりの4強進出の立役者となった。現地で五輪を視察した日本代表のザッケローニ監督は、五輪代表からA代表へ“大量昇格”させることを示唆していたが、その目玉がスピードと決定力を兼ね備え、大舞台で存在感を見せた大津だった。

 メンバー発表は今月末だが、文書を送付された選手が全員招集されるわけではない。9月初旬と言えば、欧州各国のリーグともシーズン序盤。日本協会は「各選手ともコンディションを見る必要があるので、今回はいつもよりも多くの選手に対して文書を送っています」と説明した。21日の欧州CL最終予選プレーオフのディナモ・キエフ戦でベンチ外だった大津には、今後の公式戦に出場してアピールすることが必要になってくる。

 日本協会が文書を送付したメンバーには、本田、香川、岡崎の常連組をはじめ、3月の右足小指骨折から復帰した李も入っており、特に攻撃的なポジションは激戦区だ。五輪後「とても大きな経験になった」と語っていた大津。関塚ジャパンでエースの座をつかみとったように、ロンドン経由ブラジル行きの道のりは自分自身で切り開くしかない。

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2012年8月23日のニュース