大津　定位置獲得厳くレンタル志願「出て行くこともある」

ロンドン五輪で３ゴールを挙げた大津だが、所属のボルシアＭＧでは厳しい定位置争いが待っている

　ロンドン五輪で活躍したボルシアＭＧのＦＷ大津祐樹（２２）がレンタル移籍を志願した。

　１４日、クラブの公式サイトのインタビューで「五輪の勢いでクラブでも試合に出られればいい。でもそれが無理なら期限付き移籍もあると思う。出て行くこともある。監督と話したい」と心境を吐露。移籍期限は３１日までだが、大津自身はプレーできる環境を求めており、一気に他のクラブとの交渉がまとまる可能性も出てきた。

　大津は昨年７月に柏から移籍したものの、昨季のリーグ戦はわずか３試合の途中出場。しかも、順位の確定した最終戦ですら出場を見送られるなど、出場機会には恵まれなかった。３得点と大暴れしたロンドン五輪での活躍を受け、９日のドイツ・ビルト紙でファブレ監督は「大津は成長した」と評価。その一方で「彼は両サイドもできるが、左にはフアン・アランゴ、右にはヘアマンがいる」と話すなど、今季もトップチームでの大津の定位置獲得は厳しいとみられている。