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4カ月半ぶり復帰 C大阪・杉本「先発で」成長見せる

[ 2012年8月15日 06:00 ]

C大阪の練習に合流した五輪代表の(左から)杉本、山口、扇原

 ロンドン五輪に出場していたC大阪のFW杉本健勇(19)が14日、チームの練習に合流した。3月末から7月中旬までJ2東京Vに期限付き移籍。移籍期間終了後は五輪に直行していたため、ジュニアユースから育った古巣に帰ってくるのは約4カ月半ぶり。復帰初日から約1時間30分のメニューをすべて消化するなど、五輪の疲れも見せず定位置獲りへさっそく猛アピールに出た。

 「戻ってきてすごい懐かしい気持ちになった。出られる保証はないけど、先発で出ないといけないと思っている。チームを助けたい」

 五輪直前の壮行試合では2試合連続ゴールを挙げながら、本大会では4試合出場も無得点。4位という成績を収めたとはいえ、個人としては物足りなさが残った。「課題が出たし不完全燃焼だった。でも、ここでまた頑張っていきたい」。大舞台での悔しさはまだ消え去っていないが、クラブに戻ってきた今、再びやることは明確になった。

 C大阪は現在14位と低迷中。杉本とポジションが重なるFWケンペスはいまだ完全にフィットしないだけに、ソアレス監督も「健勇は運動量が増えたし、プレーから責任感が感じられるようになった」と若き大型ストライカーに大きな期待を寄せている。まず控えるのは18日の磐田戦(ヤマハ)。J2で成長を遂げ、そして五輪で世界と戦ってきた19歳が、降格の魔の手からチームを救う。

 ≪Jへ切り替え 扇原「楽しみ」≫杉本とともにMF山口、DF扇原の五輪代表2人もチームに合流した。本大会で全6試合にフル出場した山口だが、疲れはなく全体練習のメニューをすべて消化。「きょうはさすがに日本の暑さを感じたけど、全然問題ない」と余裕を見せた。扇原もすでに気持ちは切り替わっており「土曜日に向けてモチベーションは高い。楽しみですね」と磐田戦を見据えていた。

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2012年8月15日のニュース