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少々お疲れ?銀メダルのなでしこ帰国

[ 2012年8月11日 15:34 ]

ロンドンから帰国し歓迎を受ける佐々木監督(手前右)、宮間(同左)ら「なでしこジャパン」

 ロンドン五輪で日本女子サッカー初の銀メダルを獲得した「なでしこジャパン」のメンバーが11日午後、成田空港着の航空機で帰国した。

 佐々木則夫監督を先頭に、一行が到着ゲートに姿を見せると、一斉に報道陣のフラッシュがたかれた。スーツ姿の選手たちは首にメダルを掛け、少し疲れたような表情を浮かべながら、入国審査場に向かった。

 ▼宮間あやの話 みんなが支えてくれた。今もみんなを見るだけで涙が出そうになるくらい、みんなのことが大好き。一生忘れることのできない大会になった。

 ▼福元美穂の話 4年前は自分のふがいなさを感じた。そこから世界に通用するためにと思ってやってきた。いろんな人に支えられて、今の自分がある。

 ▼海堀あゆみの話 (メダルは)すごく重たい。いい仲間たちと戦えて幸せ。日々みんなが積み上げてきた自信や思い、ひたむきさが出ての結果だと思う。

 ▼近賀ゆかりの話 多くの人が迎えてくれてうれしかった。掛けてもらったときは、ずっしりとメダルの存在の重みを感じた。女子サッカーが一つのブームで終わらないように、この五輪で結果を出すことが大事と思ってきた。

 ▼矢野喬子の話 (決勝は)みんなが体を張って頑張っている姿を見て、自分は気持ちをぶつけながら声を出していた。世界レベルのプレーを見て、これからの改善点が見つかった。

 ▼鮫島彩の話 一つ一つみんなで積み上げてきたものがメダルにつながった。悔しい気持ちもあるが、この舞台でこの仲間と戦えたことはすごい誇り。

 ▼川澄奈穂美の話 初めてメダルを持ったときは重いなって思った。あれだけの観客の中、サッカーの聖地ウェンブリーで戦えて、サッカー選手として幸せだった。ピッチ上の22人全員が味方のような気がした。

 ▼大儀見優季の話 (姓を変えて出場した)今大会は新たな一選手、一人間として挑みたかった。積み重ねてきたものに固執することなく、新たな自分を表現できたと思う。

 ▼大野忍の話 すべてのシーンが心に残っている。みんなが金メダルという目標に向かって走った。諦めなければ必ずいいことがあると実感した。最高のメンバーと、また対戦相手になる。楽しみながら(国内)リーグを盛り上げていきたい。

 ▼高瀬愛実の話 北京五輪から戦ってきたメンバーの思いをすごく実感した瞬間だった。先輩方のすごさ、そういう歴史をこのまま自分の世代に伝えないと。

 ▼熊谷紗希の話 温泉に行って、まずはゆっくり休みたい。もちろん4年後を目指しているが、ドイツでのシーズンが始まる。(上達するには)目先のことに集中することに尽きると思う。

 ▼岩清水梓の話 今はまだ悔しさと、このチームが解散しちゃうという寂しさがある。4年前を超えてやるという思いを、みんなが一緒に持っていた。それが一体感になった。(今後の代表では)一生懸命やるひたむきさとか、諦めない心を伝えたい。

 ▼阪口夢穂の話 最高の舞台で、いい経験をさせてもらった。チームが一丸になった。(試合会場に)あんなに沢山の方が来てくれるとは思わなかった。不思議でした。

 ▼田中明日菜の話 最高の仲間たちと戦えた。世界との差も感じたし、通用するところも感じられた。自分はまだまだ代表歴が浅いけれど、先輩方が積み上げてきたものを感じた。

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2012年8月11日のニュース