×

米国も認めた「誤審」…佐々木監督は不満言わず

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<日本・米国>前半、ハンドをアピールする沢(10)ら

ロンドン五輪 サッカー女子決勝 日本1-2米国

(8月9日 ロンドン)
 死闘の幕切れに微妙な判定が影を落とした。前半26分に宮間がFKを蹴った際、ペナルティーエリア内で相手MFヒースが左腕でボールを止めたが、ハンドによるPKの判定はなし。1点を追って日本が攻勢を強めていた中、PKが認められて追い付いていれば結果が変わった可能性もある。

 問題のプレーに関しては米国側も幸運を認め、ロイドは「明白なハンド。彼女の腕に当たっていたからラッキーだった。凄く微妙な場面だったから自分が主審じゃなくてよかったわ」と発言。ラピノーも「神様に感謝している」と笑った。

 シュタインハウス主審の母国ドイツではベルト紙(電子版)が「誤審」と断じ「シュタインハウス、決勝で失敗」の見出しを掲げて判定を批判。同主審は昨年の女子W杯決勝でも笛を吹いた実力者だが「PKを与えられなかったせいもあって日本は銀以上のメダルを獲れなかった」と報じた。

 FK直後に両手を広げて苦笑いしていた佐々木監督は試合後の会見で外国メディアから質問を受け「レフェリーが決めること。瞬間あれっと思ったかもしれないが、素直にリスペクトした」と不満は口にしなかった。

続きを表示

2012年8月11日のニュース