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岩渕、同点機外し涙、涙「自分が決めていたら…」

[ 2012年8月11日 06:00 ]

<日本・米国>後半、ボールを奪い、同点ゴールを狙った岩渕だったが…

ロンドン五輪 サッカー女子決勝 日本1-2米国

(8月9日 ロンドン)
 チーム最年少の19歳が敗戦の責任を背負い込んだ。1―2の後半32分、鮫島に代わって岩渕がピッチへ。その6分後、ビッグチャンスが訪れた。相手ゴール前でボールを奪うと、そのままペナルティーエリアに切り込み右足でシュート。GKソロの必死の好セーブに阻まれ同点にできず「ちょっとコースが甘かった。申し訳ない。自分が決めていたら違った」と大きな瞳から涙がこぼれた。

 試合後の表彰式では、笑顔ではしゃぐ先輩たちをよそに表情は沈んだまま。「凄いいいチームで金メダルを獲りたかった。みんな明るくしてくれたけど、私は悔しかった」。初の五輪で銀メダルを獲得しても、満足感とは無縁の19歳。「この経験を生かして、次は絶対に金メダルを獲れるようにしたい」。この日流した銀色の涙は4年後、きっと金色に変わる。

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2012年8月11日のニュース