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関塚ジャパン 韓国に完敗…44年ぶりメダルならず

[ 2012年8月11日 05:22 ]

<日本―韓国>後半、自身のゴールが認められず主審に詰め寄る吉田(左から2人目)。(13)は鈴木

 ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦は10日に英国のカーディフで行われ、日本は韓国に0-2で敗れ4位に終わった。日本は、1968年メキシコ大会の「銅」以来44年ぶりとなるメダルはならなかった。韓国はサッカーで初のメダル獲得。

 先発メンバーが発表され、日本は準決勝のメキシコ戦と同じ顔ぶれ。永井の1トップに、吉田、大津、清武らが名を連ねた。

 互いにボールが落ち着かない立ち上がりから、徐々に韓国が日本陣内へと顔を出していくが、決定的なチャンスはつかめない。すると、日本がペースをつかみ出し、前半17分には左CKからのこぼれた球を、東が右足ボレーシュート。しかし、ゴール上に外れる。

 だが、先制点を奪ったのは韓国。前半38分、カウンターからパク・チュヨンがドリブルで持ち込み、日本のDF3人をかわして右足シュート。ゴールネットを揺らし、リードを奪った。
 
 反撃を試みる日本だが、なかなか決定的なチャンスをつくれず、0-1で前半終了。

 後半開始早々、日本は韓国の速いプレッシャーに苦しむ。リズムをつかめない中、後半13分。GKからのロングフィードをパク・チュヨンが頭でそらして、ク・ジャチョルにつながり、ついていた鈴木がかわされてシュートを決められてしまう。痛恨の追加点を奪われ、0-2とリードを広げられた。

 日本は後半14分に扇原に代えて山村、17分に東に代えて杉本、26分に永井に代えて宇佐美を投入。交代枠3人を使いきった。

 後半42分、日本はCKを獲得。宇佐美が右足で上げ、吉田がヘディングシュートでネットを揺らした。1点を返したかと思われたが、吉田にイエローカードが出てノーゴールに。吉田が競り合いの中で相手GKを倒したとして反則を取られた。2点差は変わらず。

 日本は後半ロスタイム(3分)に2度CKを獲得するなど韓国ゴールに迫ったが得点はならず。そのまま試合終了のホイッスルが鳴った。

 試合は退場者こそ出なかったが、両チームイエローカード4枚ずつの計8枚と荒れた試合になった。韓国はカウンター攻撃をものにし、1本のパスで得点を取る強さを見せた。日本は韓国守備陣を崩しきれず、最後までゴールをこじ開けることができなかった。

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2012年8月11日のニュース