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先制弾実らず…大津「関さんに金メダルかけてあげたかったな」

[ 2012年8月8日 05:10 ]

メキシコに敗れ、落胆する大津(右)に声を掛ける関塚監督

ロンドン五輪サッカー男子準決勝 日本1―3メキシコ

(8月7日 ロンドン)
 目が覚めるような先制弾だった。予選、準々決勝の4試合で2得点のFW大津が右足を振り抜き、鮮やかなミドルシュート。ゴールを確認すると、一目散に関塚監督の元に走って飛びついた。

 試合前、大津は自身のブログに「金メダルが欲しい」「絶対勝ちたい。そして日本の歴史を変えてやりたい」とつづった。気合を入れて臨んだ一戦で結果を出したが、チームは逆転負け。「金メダル」の夢は叶わなかった。

 「関さんに金メダルかけてあげたかったな」。試合後には自身のツイッターでつぶやいた。今大会ここまで全試合スタメン出場のストライカー。指揮官の思いを感じ取っていたからこそ、得点後に誰よりも先に駆け寄った。

 自ら「最高の仲間」と話すメンバーとピッチに立てる試合はあと1つ。大津は「ここまで選ばれなかった選手も含め全サポーター、日本の為にも最後まで全力で戦います」と、銅メダルを懸けた3位決定戦に向け意気込み語った。

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2012年8月8日のニュース