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決勝は日本―米国でW杯再現!米国 120分の死闘制した!

[ 2012年8月7日 06:20 ]

PKを決めたワンバック(中央)ら米国選手たち

ロンドン五輪サッカー女子準決勝 アメリカ4―3カナダ

(8月6日 ロンドン)
 なでしこジャパンの決勝の相手はアメリカに決まった。6日に行われたロンドン五輪サッカー女子準決勝で米国がカナダに延長戦の末4―3で勝利。FIFAランキング1位の米国が意地を見せた。

 誰も予想できない展開だった。先制したのは初めて準決勝に勝ち上がったカナダ。前半22分にFWシンクレアがゴールを決め、スタジアムの度肝を抜いた。米国もエースFWワンバックを中心にカナダゴールを脅かしたが、前半は1―0のまま終了。米国は今大会初めてビハインドのまま後半戦を迎えた。

 後半は両チームの点取り合戦。後半9分に米国のMFラピノーが同点とすると、カナダも後半22分にシンクレアがこの試合2得点目を挙げた。米国もすぐさま反撃し、後半25分に同じくラピノーが得点。その3分後の後半28分に、シンクレアがハットトリックとなる得点を頭で叩き込み、3―2とカナダが再びリードを奪った。しかし、米国もこのまま終わらず。後半35分に、ペナルティエリア内の間接FKからハンドでPKを獲得。これをワンバックがきっちり決め、3度追いついた。試合は3―3のまま延長戦に突入した。

 延長前半は終始米国が押し込んだが決め切れず。延長後半も猛攻に出る米国だが、ワンバックのヘディングシュートはバーを叩いた。このまま試合はPK戦に入るかと思った延長後半ロスタイム。右サイドから上がったクロスを、米国もう一人のエース・モーガンが頭で決めた。世界1位が最後の最後で試合をひっくり返した。

 決勝は昨年のW杯と同じ組み合わせで、9日(日本時間10日、午前3時45分)に行われる。

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