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歴史的勝利に佐々木監督大興奮「メダルへの思いが結果に…」

[ 2012年8月7日 03:01 ]

<日本・フランス>後半、指示を出す佐々木監督

ロンドン五輪サッカー女子準決勝 日本2―1フランス

(8月6日 ロンドン)
 興奮を抑えきれなかった。喜びを抑えきれなかった。苦しんで苦しんで、耐えて耐えてつかんだ歴史的1勝。なでしこジャパンをメダルへと率いた佐々木監督は「選手たちが本当によく頑張ってくれた。4年前の北京から思い続けてきたメダルへの思いがこういう結果につながったんでしょう。感無量です」と一気にまくしたてた。

 前半32分に先制。後半4分には追加点を奪い理想的な展開にも思えた。ところが、次第に体格に勝るフランスに押される時間帯が増えていく。後半31分に1点差に迫れた、その2分後には痛恨のファウルでPKを与えてしまう。だが、ブサグリアが右に外し、同点は免れる。「選手たちは日頃から本当に一生懸命やってきた。そういうものへの“お礼”だったんでしょう」と佐々木監督。「ご褒美」というところを「お礼」と言い違えほど、指揮官も興奮していた。

 最後はフランスの怒とうの攻撃を何とかしのぎ切っての辛勝。「フランスさんは本当強かった」は偽らざる本音だろう。決勝にも向けての抱負を聞かれても強気な言葉は出こない。「精一杯頑張って、何とか自分たちのサッカーをやれれば。チームワークで戦うだけです」。それこそが、なでしこの強さだから。

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2012年8月7日のニュース