佐々木監督、確かな自信「目の前の相手に勝つ」

ロンドン五輪サッカー女子

　サッカーの“聖地”ウェンブリー競技場での準決勝を前に、日本の佐々木監督は確かな自信をにじませた。

　――フランスの印象は。

　「各ポジションに素晴らしい選手がいるのは間違いない。ただ、あの時の体調が百なら、今はその状態にはない」

　――選手は自信を持っている様子だ。

　「そこまで自信を持っていると思わなかった。僕がそう誘導しないといけないかと思っていたが、必要ないですね」

　――メダルが目前だが。

　「まずは目の前の相手に勝つのが第一。自分たちのサッカーをやれば、自ずと勝機が出てくる」

　――７月１９日のフランス戦の負けから学ぶことは。

　「相手の長所は分かった。差は本当にちょっと。チームワークでカバーする」

　――今大会の成長は。

　「相手が徹底分析してくる中、きれいなサッカーを見せられないが、チャンピオンになるためにするべきことを、一丸でやり切れている」

　――ウェンブリー競技場に立つことへの思いは。

　「男子の関塚監督と抽選会で来た時に、２人で立とうと言って達成できた。１試合でなく２試合やりたいと強く感じている」（共同）