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エジプト撃破、4強に列島絶叫!「男女で金」の声も

[ 2012年8月5日 06:00 ]

ロンドン五輪男子準々決勝 日本3―0エジプト

(8月4日 マンチェスター)
 1968年のメキシコ五輪以来となるサッカー男子の準決勝進出に、4日深夜の日本列島は歓喜と興奮に包まれた。各地の繁華街ではサポーターたちが準々決勝のエジプト戦を中継するスポーツバーなどに集まり、テレビ画面の前で応援。男女そろっての4強入りに酔いしれ、「もう1勝!もう1勝!!」とペアでのメダル獲得を祈った。

 東京都渋谷区のスポーツバー「ディスカス」には120人以上の男女が詰めかけ、歴史的勝利を告げるホイッスルの瞬間「ウォー!」の大歓声。負けなしの関塚ジャパンは、あと1勝でメダル確定、2勝すれば夢の金メダルに届き、同店のスタッフも「金メダル、金メダル」とマイクパフォーマンスであおると、全員が跳びはね、両手を上げて喜んだ。

 試合開始前から「ニッポン、ニッポン」の大声援。前半14分にFW永井謙佑のゴールで先制すると、一斉に立ち上がって喜びを爆発させた。DF吉田麻也が待望の2点目を押し込むと、ボルテージは最高潮。店内では150インチモニターと、2台のテレビを放映。椅子やテーブルを片付け、床に敷いたブルーシートの上に座って観戦する“五輪シフト”にもかかわらず、寿司詰め状態で熱気ムンムン。多くが何度も汗をぬぐいながら声をからした。

 ユニホーム姿で観戦した千葉県船橋市の大学3年生、松崎真(しん)さん(21)は「同世代の活躍に勇気づけられた。この年代がW杯の主力メンバーになったら、世界一も夢ではないです」と興奮気味に話し、五輪での決勝進出も夢ではないと感じている様子。FW大津祐樹が“推しメン”という東京都港区の会社員、朝日美樹さん(29)は「男女ともに目指せ金メダル!」と期待を膨らませた。

 午後10時の試合終了直後から、JR渋谷駅前には多くの若者たちが集まった。スクランブル交差点では、歩行者用の信号が青になるたび中央部分に集まり、ハイタッチを繰り返すなど、お祭りムードは続いた。

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2012年8月5日のニュース