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関塚監督“青写真通り”の4強入り!いざ聖地へ

[ 2012年8月5日 06:00 ]

<日本・エジプト>試合終了の瞬間、ベンチで勝利を喜ぶ関塚監督らイレブン

ロンドン五輪 サッカー男子準々決勝 日本3-0エジプト

(8月4日 マンチェスター)
 まさに完勝で44年ぶりの快挙を成し遂げ、歴史に名を刻んだ。「持っているものをしっかり出した試合。選手がよくやってくれた。非常に満足している」。選手を称える口ぶりはいつもと変わらず冷静だったが、関塚監督の表情には達成感と高揚感がにじみ出ていた。

 有言実行の準決勝進出だ。開幕前、「6試合戦うために(英国に)来た」と宣言した。周囲の評価は決して高くなかった。なでしこジャパンに話題をさらわれることも多かったが、「僕の心境としては、世界を倒してやろうと思っていた。決められた日程の中で、コーチと計画しながら一体となって積み重ねてこられた」。下馬評を覆す快進撃も、青写真通りの結果を出したにすぎない。

 次なる舞台は“サッカーの聖地”ウェンブリー競技場だ。「上に行くために準備をしてきた。中2日でメンタルとフィジカルをどれだけ整えられるか」。泣いても笑っても、このチームで戦うのはあと2試合。「ロンドンでできる試合を楽しみたい。日本の皆さんの情熱に応えたい」。聖地で振るタクトに迷いはない。

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2012年8月5日のニュース