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エース封じ込めた!岩清水&熊谷、手応え完封

[ 2012年7月29日 06:00 ]

<日本・スウェーデン>シェリンを抑え込んだ岩清水(左)と熊谷

ロンドン五輪女子1次リーグF組 日本0―0スウェーデン

(7月28日 コベントリー)
 なでしこジャパンのディフェンスリーダー、岩清水が相手エースのFWシェリンを抑え込んだ。身長で17センチも大きい1メートル79の欧州屈指の長身ストライカーに体を張って対応。前半9分に激しいスライディングでクリアすると、同19分には1対1でボールを奪った。

 「途中から相手エースを止めるのが楽しかった」と胸を張れば、コンビを組む熊谷も後半6分のピンチに体を投げ出してブロック。佐々木監督は「相手エースを2人のセンター(バック)がしっかり耐えながら守ってくれた」と岩清水、熊谷を完封の立役者として称えた。

 五輪前の大敗ショックを完全に打ち消した。W杯以降、負けた3試合はドイツ戦と米国戦の4失点、フランス戦の2失点と守備が崩壊した。前線からのプレスが甘かったため、ボールを奪えずにずるずると後退したのが原因。守備陣だけの責任ではなかったが、岩清水を中心に何度もミーティングを重ねて雪辱を期していた。「いつも最悪(の状況)を考えてやっている。それが無失点につながった」と岩清水。“女イブラヒモビッチ”の異名を持つ点取り屋を完封した自信を次の南アフリカ戦、そして決勝トーナメントにつなげる。

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2012年7月29日のニュース