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デルピエロけん引!「TEAM AS ONE」完勝

[ 2012年7月21日 18:46 ]

前半、FKを放つTEAM AS ONEのデルピエロ

 「東日本大震災復興支援2012Jリーグスペシャルマッチ」が21日、カシマスタジアムで行われ、仙台、鹿島と東北出身選手で構成される「JリーグTEAM AS ONE」と「Jリーグ選抜」が対戦。

 「TEAM AS ONE」の一員として特別出場する元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロ(37)は、背番号「10」を背負いスタメン出場。試合前日には「復興に向けて頑張っている日本の皆さんの力になりたいと思って来た。私の役割は110%の力を出すこと」と話していたように、前半4分にはゴール前に絶妙な浮き球パスを送り、チャンスを演出。スタンドを沸かせた。

 前半24分には、ゴール正面でFKのチャンス。大歓声の中、デルピエロが狙う、ボールは枠をとらえられず、ゴールとはならなかった。

 「TEAM AS ONE」は前半36分、梁勇基のゴールで先制。1-0で前半を終了した。

 デルピエロは後半もピッチへ。右腕にキャプテンマークを巻き、プレーを続けた。

 最高の見せ場は後半25分だった。左サイドからのパスを受けると左足を振り抜く。グラウンダーのシュートは微妙に変化し、ゴールネットに突き刺さった。

 その2分後には赤嶺のヘディング弾も飛び出し3-0とした。デルピエロは後半31分に交代。歓声と拍手を浴びながら、手を振ってベンチに下がった。

 「TEAM AS ONE」は後半40分にも太田がゴールを奪い4-0完勝。試合後、スタンドからは大きな歓声を浴びていた。

 ▽「Jリーグ選抜」のネルシーニョ監督の話 Jリーグを代表する選手たちを預かったが、組織力で相手に劣っていた。ただ、負けはしたが見せ場はつくれた。

 ▽「Jリーグ TEAM AS ONE」の手倉森監督の話 きょうのミーティングで選手の表情を見て、一気にまとまったと感じた。非常に満足しているし、サッカーの楽しさを伝えることができたと思う。

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