五輪本番は大丈夫！？なでしこ、フランスに敗れる

＜日本・フランス＞前半、先制され渋い表情の沢（10）ら日本イレブン

　ロンドン五輪に出場するサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は１９日（日本時間２０日）、パリで昨年の女子Ｗ杯４位のフランスと対戦し、０―２で敗れた。

　五輪本番前最後の対外試合。日本はＧＫに福元を起用、ＤＦ岩清水、ＭＦ沢も先発し、２トップは川澄と大儀見。１１人中９人が昨年のＷ杯決勝の米国戦の先発メンバーが顔を揃えたが、序盤から押され気味で、前半２４分にディフェンスラインの裏を突いたデリに決められた。それでも前半終了間際には“らしさ”を発揮、宮間のＦＫがシュートがポストに当たるなど惜しい場面もあったが、得点はならなかった。

　日本は後半２２分に川澄に代えて岩渕を、同２８分には大野に代えて安藤を投入したが、流れを変えるどころか、逆に失点。そのまま敗れた。

　フランスとは２００９年８月１日に日本が４―０で勝って以来の対戦だったが、これで対戦成績は２勝３敗となった。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の世界ランキングで日本は３位、フランスは６位。五輪の１次リーグでＦ組の日本は、Ｇ組のフランスと準々決勝で当たる可能性がある。