権田、吉田秀彦氏に心酔 メダリストの心構え伝授された

[ 2012年7月14日 06:00 ]

 ロンドン五輪代表のGK権田修一(23=FC東京)が、92年バルセロナ五輪柔道78キロ級金メダリストの吉田秀彦氏(42)の魂を胸に本大会に挑む。ともに東京・弦巻中(世田谷区)出身という縁もあり、今年3月に知人の紹介で交流がスタート。大先輩の男気に心酔し、五輪を戦う心構えなど指南を受け、メダル奪取を誓った。

 大先輩との出会いは今年3月下旬だった。権田は弦巻中OBで元プロスキー選手、金庚徳氏の経営する港区・赤坂の「炭火焼き肉しょうろ苑」での食事会に招かれた。その席でバルセロナ金メダリストの吉田氏と初対面。種目は違うが、第一線で活躍してきた格闘家のオーラと男気にほれた。「吉田さんは中学の大先輩。学ぶべきことは多い」と早速、連絡先を交換。日の丸を背負う五輪への心構えなど、主に精神面の指南を受けている。

 「吉田門下生」となった効果は既に表れた。11日のニュージーランド戦では終了間際に失点。試合後、権田は失点に直結するミスを犯してぼう然とする村松に対し「しっかり顔を上げろ!」と活を入れた。ミスを責めるのではなくミスした直後の振る舞いを正し、失敗を引きずらないことの重要性を強調した。妥協を許さない姿は現役時代の吉田氏と重なった。

 吉田氏が監督を務めるパーク24柔道部からは男子66キロ級の海老沼匡がロンドン五輪に出場。権田にとって海老沼も弦巻中の1年後輩にあたり、大きな刺激となっている。目標はもちろん、そろってのメダル獲得だ。

 権田は14日、五輪前最後のアウェー鳥栖戦(ベアスタ)に臨む。「この遠征は鳥栖戦のためだけに準備したい。しっかり戦ってきたい」と必勝宣言。関塚ジャパンは15日に再集合し翌16日には英国入り、26日の初戦スペイン戦に備えるが、「欧州に行く前に吉田さんには連絡をしようと思っています」と権田。サッカー44年ぶりのメダル獲得に向け“金言”とともに日本をたつ。

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