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関塚ジャパン初のチャーター機!ひとっ飛びで疲労軽減

[ 2012年7月6日 06:00 ]

 関塚ジャパンが初のチャーター機を使用することが5日、分かった。男子の五輪代表は、21日に英ノッティンガムでU―23メキシコ代表と親善試合を行うが、1次リーグ初戦のスペイン戦(26日)が行われるグラスゴーへは専用機で移動することになった。日本サッカー協会が移動時間の短縮と選手の疲労軽減のために最善を尽くした形で、万全の態勢で無敵艦隊撃破に臨む。

 五輪での44年ぶりメダル獲得を目指す五輪代表は16日に英国入りし、レスター近郊のパッキントンで直前合宿を実施。21日にはノッティンガムでメキシコ代表と最後のテストマッチを組むが、その後の移動ではチャーター機を利用しグラスゴー入りする。協会関係者も「今回はチャーター機を使います。移動時間が早いですから」と説明した。

 ノッティンガム―グラスゴー間は約390キロ離れており、電車移動では5時間以上を要する。21日の午後は最寄りの空港からの航空機の運航がなかったが、チャーター機を手配したため約1時間10分でグラスゴー入りが可能となった。航空機移動なら、選手の疲労を最小限に抑えられるため、日本サッカー協会もコンディション最優先で異例の移動手段を決断した。

 関塚ジャパンがチャーター機を利用するのは初めて。10年の広州アジア大会でのチーム立ち上げ以降、アジア2次予選、同最終予選と、移動は長時間のフライトの中東を含め、全て定期運航便を乗り継いでいた。04年アテネ五輪、08年北京五輪でも現地入りには定期運航便を利用していることからも、今回の措置は超VIPな待遇とも言える。

 関係者は1次リーグ初戦のスペイン戦を天王山と捉えている。ともにアウェーでの戦いとなれば、チーム状態が試合を大きく左右することにもなる。相手は欧州選手権を連覇した最強チームから3人が登録メンバーに名を連ね、五輪でも優勝候補と目されている。下馬評を覆して金星を挙げれば、勢いにも乗れる大一番。無敵艦隊に対抗するには飛行機しかない。

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2012年7月6日のニュース