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鮫島 憧れの長友に弟子入り!合同“金”トレで体幹強化

[ 2012年7月5日 06:00 ]

なでしこジャパンの不動の左サイドバックとして活躍する鮫島

 鮫島が長友に弟子入りした。ロンドン五輪に出場するなでしこジャパンDFで昨季フランスのモンペリエに所属した鮫島彩(25)が4日、目標としている日本代表DF長友佑都(25=インテル・ミラノ)と合同で体幹トレーニングを行ったことが明らかになった。長友仕様のボディーバランスを手に入れ、世界的な左サイドバックを目指す。

 憧れの存在との初対面で、テンションもアゲアゲだ。鮫島はこの日、都内でなでしこジャパン海外組の合同自主トレに参加。最高気温28度という酷暑の中で約1時間半、体を動かしたが、「コンディションは全然問題ないです。大丈夫です」と暑さを吹き飛ばすような笑顔で話した。

 上機嫌だったのには訳がある。関係者によれば、この日午前、目標の選手に挙げる長友との合同トレーニングが実現したのだ。鮫島は以前から果敢なオーバーラップを得意とするプレースタイルが自身と似ているインテル・ミラノのサイドバックに熱視線を注いできたが、長友のパーソナルトレーナーである木場克己氏(46)に以前から師事している大儀見優季(24=ポツダム)の“橋渡し”もあって、合同トレーニングが実現した。

 95~02年にFC東京のトレーナーを務めた木場氏は、多くのトップアスリートにトレーニング指導を行い、体幹トレーニングに関する著書も出版している体幹の権威。木場氏の指導によるトレーニングはボディーバランスを高め、その選手の能力を最大限に引き出す。その効果は長友が実証済みだ。長友のように走力を生かして攻守に貢献するサイドバックを目指す鮫島にとっても意味のあるトレーニングだ。そして何より08年北京五輪はじめ豊富な国際大会の経験を持つ長友のアドバイスは、大舞台を控える鮫島に自信をもたらすはずだ。体幹もメンタルもアゲアゲ。“女長友”鮫島がロンドンの舞台で左サイドを制圧する。

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