日本初戦の難敵、スペイン五輪代表にユーロV戦士3人

[ 2012年7月4日 06:00 ]

 ロンドン五輪1次リーグで日本と同組のスペインは3日、U―23代表22人を発表した。今後最終登録の18人に絞り込まれるが、欧州選手権でブレークしたDFジョルディ・アルバ(23=バレンシア)ら大会優勝メンバーから3人が選ばれるなど強力な顔ぶれがそろった。26日の初戦で対戦する日本にとっては手ごわい相手となりそうだ。

 ブラジルと並んで金メダルの有力候補に挙げられるタレント軍団。初戦で日本の前に立ちはだかるスペインの目玉はジョルディ・アルバだ。欧州選手権で無尽蔵のスタミナと驚異のスピードで定位置を勝ち取ると全6試合にフル出場。イタリアとの決勝では果敢な攻撃参加から決定的な2点目を挙げた。大会を通じて1得点1アシスト。MVPを獲得したイニエスタとの強力コンビで左サイドを制圧し、大会最大級のブレークを果たした。

 バルセロナ下部組織で育ち、17歳の時に移籍金6000ユーロ(約60万円)でバレンシアに移籍。昨季32試合で2得点5アシストを記録して一気にA代表まで上り詰め、移籍金1400万ユーロ(約14億円)でバルサ復帰が決まっている。1メートル70の小兵ながらDFピケを「弾丸のよう」と驚かせた運動能力。五輪でマッチアップが期待される日本の右サイドバック酒井宏は高速クロスが持ち味だが、アルバに押し込まれて攻撃参加が制限されればその武器も失われるだけに最大限の警戒が必要だ。

 欧州選手権組ではチェルシーの欧州CL初優勝とFA杯制覇を支えたMFマタ、ビルバオ躍進に貢献したDFハビ・マルティネスが24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で参戦。昨季Aマドリードで36試合7得点と活躍し、経験豊富なFWアドリアンもOA枠に名を連ねた。マンチェスターUの若き守護神デヘアがゴールを固め、5月下旬に右脛骨(けいこつ)の浮腫が発覚したバルセロナのMFティアゴも復帰。メンバーの大半が所属クラブで主力級という経験値の高さは、地元開催の14年W杯に向けてチーム作りを進めるブラジルと比べても遜色はない。

 欧州選手権の決勝を視察した日本協会の大仁会長は「(弱点は)ないねえ」と複雑な表情。「でも初戦だからチャンスはあると思うよ」と話したが、今後どこまで対策を講じられるか。敵将ルイス・ミジャ監督は「A代表と似ているけど異なるチーム。同じレベルを求められるのは不公平」と金メダルを期待する国民やメディアに呼びかけたが、日本にとって高い壁であることは間違いない。

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