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ミスから失点…ドイツ“苦手”イタリアに完敗

[ 2012年6月30日 06:00 ]

<ドイツ・イタリア>決定機を外し悔しがるドイツ代表DFフンメルス

欧州選手権準決勝 ドイツ1-2イタリア

(6月28日 ワルシャワ国立競技場)
 ドイツのクローゼはため息とともに漏らした。

 「イタリアの壁は高かった。勝ったことがないという事実が心のどこかで影響したのかも…」

 イタリア戦は公式戦で過去4分け3敗。とはいえ、10年W杯3位など近年の実績で圧倒したのにまた勝てなかった。序盤に続いた好機を逃し、完全に流れを失った。

 前半20分にフンメルスが相手FWカッサーノと簡単に間合いを詰め、軽くかわされて先制点につながるクロスを許した。CKからカウンターで一瞬の隙を突かれてさらに失点。終了間際にPKで1点を返し、GKノイアーも攻撃に参加する執念を見せたものの、公式戦の連勝は15で止まった。

 レーブ監督は「サッカーは続く。選手は新しいモチベーションを見つけるだろう」と再起を期待した。主要国際大会で4大会連続でベスト4。それは、目前で優勝を逃してきた苦闘の裏返しでもある。ラーム主将は「力はあると分かっているだけに厳しい」と嘆いた。

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