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ザック監督 五輪を視察、イラク戦でU23組大量招集も

[ 2012年6月26日 06:00 ]

成田空港で笑顔を見せるザッケローニ監督

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が25日、9月11日のW杯アジア最終予選イラク戦(埼玉)にロンドン五輪組を大量招集する可能性を示唆した。この日、渡欧した指揮官は出発前の成田空港でロンドン五輪本大会を視察することを明言。「五輪代表はA代表の候補選手。私の目に留まる活躍をしてほしい」と五輪のプレー次第では即、A代表に引き上げる方針を示した。

 オーバーエージ枠を除く五輪代表の予備登録32人の中で、6月のW杯アジア最終予選に招集されたのは権田、酒井宏、清武、宮市の4人。08年北京五輪メンバー18人のうち13人が現在までに国際Aマッチに出場していることを考えると、ロンドン五輪組の底上げは14年W杯ブラジル大会までの重要課題となる。ザッケローニ監督も「五輪代表はいい監督、いい選手がそろっている。私の信頼度は高い」と期待した。

 また、指揮官は欧州選手権の準決勝、決勝を視察することも明言。「イタリアに優勝してほしい」と母国を応援するとともに「日本は10月に欧州遠征をするので、そこで欧州との距離を測ることができる」と、日本の現在値を見極める材料にする考えだ。

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2012年6月26日のニュース