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イングランド 守備徹底も“鬼門のPK戦”に屈す…

[ 2012年6月26日 06:00 ]

<イングランド・イタリア>PK戦での敗戦に肩を落とすイングランド代表イレブンをDFテリー(右から3人目)が励ます

欧州選手権準々決勝 イングランド0―0(PK2-4)イタリア

(6月24日)
 イングランドが鬼門のPK戦で敗れた。ホジソン監督の就任決定が開幕1カ月前と遅れ、故障者続出など準備不十分で迎えた大会。守備に徹した戦いで勝ち抜き、この日も延長戦を含めて無失点にしのいだが、指揮官が「イングランドは強迫観念にとらわれている」と認めるPK戦に泣いた。

 先攻イタリアの失敗で一時は2―1とリード。しかし、相手の3人目に登場したピルロがGKの動きを読んでゴールのど真ん中に軽くボールを浮かせるチップキックを決めた。「教えられるものではない」とホジソン監督を嘆かせた一撃から流れが変わり、イングランドは3、4人目が失敗。主要国際大会で過去1勝5敗だったPK戦に関しては準々決勝進出前から練習していたが、指揮官は「練習では疲れた足や重圧、緊張感まで再現できない」と限界を明かした。2人目で決めながら敗れたルーニーは「厳しい負け方。同じことを繰り返しすぎ」と訴えた。

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