×

長谷部「欧州に残るのが第1希望」 それでも浦和がアタックする理由

[ 2012年6月25日 07:11 ]

浦和がラブコールを送っているMF長谷部誠。ボルフスブルクとの契約は14年6月まで残している

 覇権奪回を目指す浦和が、かつて在籍したボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠(28)の獲得に向けて動いていることが24日、分かった。

 もちろん、ハードルは高い。14年6月までボルフスブルクとの契約を残し、関係者も「移籍する場合も、欧州に残るのが第1希望」と話している。

 その半面、今季も先発は20戦にとどまり、ボランチにこだわりを持つ長谷部が、大半を右サイドバック(SB)で起用されたという現実がある。浦和は、長谷部の欧州優先という考えも理解した上でアタックしている。

 復帰が実現すれば、浦和にも長谷部にもメリットはある。出場機会は増え、本職のボランチを任されれば、日本代表のプレーにも直結する。また浦和には有望な若手が多くサッカーに対する姿勢はお手本となる。

 全盛期に比べて1万人以上も減った平均観客動員(今季3万4910人)もV字回復が見込めそうだ。07年ACL制覇をピークに、長谷部が欧州に飛び立った08年以降はタイトルとも無縁となった浦和。ラブコールは成就するか。

続きを表示

この記事のフォト

2012年6月25日のニュース