ユーロ８強が激突！準々決勝チェコＶＳポルトガル　スタメン発表

＜チェコ０―１ポルトガル＞ポルトガル代表のスタメン

欧州選手権準々決勝 チェコ―ポルトガル

（6月21日）
　ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は２１日（日本時間２２日）、準々決勝の１試合が行われ、チェコとポルトガルが対戦する。
【試合速報】

　グループリーグの激戦を勝ち抜いた８チームによる、優勝を争う決勝トーナメントが始まる。

　グループＡ初戦でロシアに１―４で完敗したチェコは、ビーレク監督の手腕でチームが立ち直り、２連勝で首位通過を果たした。ベスト８で対戦するポルトガルは、ロナウドを中心に破壊力ある攻撃的な選手を多く擁し、ロシア戦のように主導権を握られる可能性が高い。

　中盤の要ＭＦロシツキーのスタメン復帰が間に合わなかったことで、グループリーグ同様にＧＫツェフを中心に粘り強く守って、カウンターから得点を奪う戦術を徹底させるだろう。ビーレク監督も「本命はポルトガル。倒せるとしたら、チームの団結力のなせる業だ」と厳しい戦いを予想した。

　チェコ同様に初戦で敗れた後の２連勝で、“死の組”を突破したポルトガルは、一戦ずつ調子が上向いている。最も大きいのはロナウドの復調で、２得点を決めたオランダ戦はチームに勢いをもたらした。

　ただ、攻撃がロナウド頼みの感は否めず、ロナウドが抑えられた際に組織力が問われるだろう。しかし、ＭＦメイレレスは「強力な選手を擁した組織力の高いチーム」と自信をみせた。

　２０日に４３歳の誕生日を迎えたベント監督は「個人的な喜びをみんなの喜びに変えたい。試合後にポルトガルの人々に幸せをもたらすことが望みだ」と意気込みを語った。

　チェコ―ポルトガルのスタメンは以下のとおり。（）内は所属チーム。

　■チェコ

　＜ＧＫ＞ツェフ（チェルシー）

　＜ＤＦ＞ゲブレ・セラシエ（スロバン・リベレツ）、カドレツ（レバークーゼン）、シボク（ベシュクタシュ）、リンベルスキー（プルゼニ）

　＜ＭＦ＞ヒュブシュマン（シャフタール）、プラシル（ボルドー）、ダリダ（プルゼニ）、ピラージュ（プルゼニ）、イラチェク（ボルフスブルク）

　＜ＦＷ＞バロシュ（ガラタサライ）

　■ポルトガル

　＜ＧＫ＞ルイ・パトリシオ（ベンフィカ）

　＜ＤＦ＞Ｊ・ペレイラ（スポルティング・リスボン ）、ペペ（レアル・マドリード）、Ｂ・アウベス（ゼニト）、コエントロン（レアル・マドリード）

　＜ＭＦ＞Ｍ・ベローゾ（ジェノア）、Ｒ・メイレレス（チェルシー）、モウティーニョ（ＦＣポルト）

　＜ＦＷ＞ナニ（マンチェスター・ユナイテッド）、Ｃ・ロナウド（レアル・マドリード）、ポスティーガ（サラゴサ）