ギリシャが2大会ぶり8強!ロシアはまさかの敗退

[ 2012年6月17日 06:15 ]

<ギリシャ1―0ロシア>決勝弾を決めたギリシャ代表のFWカラグニス

欧州選手権グループA ギリシャ1―0ロシア

(6月16日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は16日(日本時間17日)、グループA最終節の2試合が行われ、チェコはポーランドを1―0で下し、ギリシャがロシアに1―0で勝利した。この結果、グループAはチェコが首位で、ギリシャが2位で決勝トーナメント進出を決めた。
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 試合序盤、ギリシャはCKから立て続けに決定機を迎える。前半6分、MFカラグニスの右CKをMFカツラニスが合わせるがこれはロシアのGKマラフェイェフがファインセーブでラインに逃れる。続く左CKのこぼれ球をMFトロシディスが合わせたがディフェンスのブロックによって阻まれた。

 しかし、同10分を過ぎると、徐々にロシアが細かいパスワークでペースを握る。右サイドからのクロスにFWアルシャビンが飛び込むがシュートはGKシファキスがセーブ。同12分には素早いリスタートから右サイドを崩し、ゴール正面からMFジャゴエフがシュートを放つが大きく枠を逸れる。さらに1分後、中央突破からのこぼれ球にFWケルジャコフがシュートを放つが、これも得点にはつながらない。

 自陣深くブロックを敷いて守るギリシャに対して、ロシアは幾度となく切り崩すが、シュートチャンスは枠を捉えることができない。対するギリシャはFWサマラスに合わせて、ロングボールで基点を作るが、出足の早いロシアにセカンドボールを拾われ、試合は膠着状態に陥る。

 このまま前半は終了するかと思われたが、前半ロスタイムに意外な形で得点が生まれる。右サイドのスローインから一瞬のすきを突き、MFカラグニスがディフェンスラインの裏へ抜け出し、強烈なシュートを放つ。ボールはGKマラフェイェフの脇を抜けて、ゴールに突き刺りギリシャが先制。決勝トーナメント進出のためには、勝利が絶対条件のギリシャにとって、値千金のゴールとなった。

 後半も前半同様に、ロシアが主導権を握る。後半4分、後半開始から途中出場したFWパブリチェンコが、同6分にはMFシロコフ、同12分にはMFデニソフがそれぞれシュートを放つが、いずれも枠を捉える事ができない。

 同14分ギリシャのDFトロシディスが、右サイドタッチライン沿いからラストパス。決定的な場面を迎えたが、ロシアのDFアニュコフが間一髪のところでボールをカット。同16分にはカラグニスがドリブルでペナルティエリアに進入、DFの足がかかり倒れされたかに見えたが、カラグニスのシミュレーション。同26分、ギリシャはペナルティエリア外のやや右側でFKを獲得。DFツァベラスが直接狙うが、シュートはクロスバーを直撃し、追加点を上げることができない。

 引き分け以上でグループリーグ突破となるロシアは、同27分にFWポグレブニャクを投入し、2トップに変更。さらに、同36分にはアニュコフに代えてMFイズマイロフを投入、攻撃的な布陣でギリシャゴールに迫る。同39分、右サイドからアルシャビンが絶妙なクロスをあげると、ジャゴエフの頭で合わせたボールはわずかに枠を外れた。

 後半ロスタイムの4分も無得点のまま経過し、1―0で試合は終了。虎の子の1点を守り切ったギリシャはグループリーグ2位で、優勝した04年大会以来2大会ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。

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