小川ハットトリック達成!西野監督に初白星プレゼント

[ 2012年6月17日 06:00 ]

<磐田・神戸>後半17分、ハットトリックを決めた小川は、大久保(手前)と抱き合って喜ぶ

J1第14節 神戸3―1磐田

(6月16日 ヤマハ)
 若武者が初勝利をプレゼントだ。アウェーで磐田と対戦した神戸は小川慶治朗(19)がハットトリックの活躍で3―1と快勝。西野朗監督(57)に就任後初白星を贈った。

 タイムアップの瞬間、クールでならす名将がガッツポーズを作った。

 「選手たちが自分たちでアクションを起こし、いいディフェンスをしていい攻撃を仕掛け、キックオフから連動してできました」。公式戦4試合目にして味わう勝利の味を西野監督はじっくりとかみしめた。

 大きな期待をかける小川が勝利をプレゼントした。前半6分にCKのこぼれを押し込んで先制点。後半8、17分にも決めてハットトリックを完成させた。

 いい動きを見せながらゴール前で慌て結果を残せない19歳に、新監督は「FWは頑張っただけでは何も残らない」とハッパをかけた。これに刺激を受けて練習に取り組んだ成果が、本人の記憶にもない3得点。「4点、5点取りたかった。自分が仕事をするという責任感がありました」

 小川同様に指揮官の執念も強かった。雨の降り続ける中、90分間立ち続けて大きなアクションで選手を鼓舞した。神戸では初めての姿だった。

 この浪人生活の間に、柏時代に購入した愛車を売りに出した。しかし未練を断ち切れず、あわててキャンセル。そこに神戸からオファーが舞い込み、今もその愛車に乗り続ける。ボディーカラーはくしくも、神戸カラーのクリムゾンレッドに似たワインレッド。運命めいたものを感じさせた。

 この1勝は通過点に過ぎない。「やっていることは間違っていない。精度をあげていきたいですね」。神戸を常勝軍団に変える一歩目を踏み出した。

 ◆小川 慶治朗(おがわ・けいじろう) 1992年7月14日生まれの19歳。大阪府出身。神戸ユース時代の10年3月27日の横浜戦で、クラブ初となる2種登録でのプロデビューを果たす。各世代の日本代表も経験したクラブ期待の星。今季からエースナンバーの「13」を背負う。1メートル68、62キロ。

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