五輪本番へ なでしこ「4―1―4―1」再テスト

[ 2012年6月17日 06:00 ]

 国際親善大会のスウェーデン招待に出場するなでしこジャパンは16日、18日の米国戦に向けて調整。佐々木則夫監督(54)は米国戦と20日のスウェーデン戦で五輪用の戦術をテストする意向を示した。基本の「4―4―2」から五輪を見据えた「4―1―4―1」や「4―3―3」のオプションを投入し、チーム強化を図る。

 今年3度目の米国戦を前に佐々木監督が動いた。基本の4―4―2で臨んだ紅白戦。だが指揮官の合図を境にボランチの阪口がアンカーとなり、沢や2トップの一角だった大野がMFの2人と同列に並ぶ4―1―4―1に変化した。

 「1―0でリードしている時はどうしても守勢になる。その時に相手がボールを持っていても自由にさせないくらいにならないとね。もちろん暑さ対策もある」。佐々木監督が説明したように、守備に追われる時間帯に中盤を厚くすることで生まれるリズムの変化が一番の狙いだ。中盤の連係がうまくいけば、運動量も軽減。夏のロンドン五輪を見据えた一石二鳥の戦術とも言える。

 実は4―1―4―1は昨年のW杯1次リーグのメキシコ戦でも途中に導入した。当時はうまく機能しなかったが、なでしこの基本ベースである4―4―2の熟成度が高まった今だからこそ、再度のチャレンジを決めた。同時に攻撃に手数をかけたい時に使う4―3―3にも挑戦し「うまくいってもいかなくてもいいから試す」と実戦投入を明言。「きょうは非公開にするのを忘れちゃったね」と笑う佐々木監督は成功を確信しているかのようだった。

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