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ゴメス“俺がエース弾”!死の組ドイツ白星発進

[ 2012年6月11日 06:00 ]

<ドイツ・ポルトガル>ゴールを決め雄叫びを上げるゴメス

 欧州選手権第2日は9日に行われ、前回準優勝のドイツがポルトガルとの強豪対決を1―0で制し、白星スタートを切った。FWマリオ・ゴメス(26=バイエルンM)が後半27分に決勝点。優勝候補の一角に挙げられているオランダがデンマークに0―1で敗れる波乱があった。

 ドイツを勝利に導くと同時に自らの存在を確立する一撃だった。0―0の後半27分に飛び出したゴメスの決勝弾。頭でねじ込んだストライカーは「監督の期待に応えられて満足」と息をついた。

 最後のチャンスで決めた。同国史上最多の63得点を誇るFWクローゼが故障明けで控えに回っていたが、ゴールが遠い状況にベンチが動いた。タッチライン際には出場の準備を済ませたベテランの姿。「交代は分かっていた」とゴメスは言う。右サイドからケディラが上げたクロスは相手選手で方向が変わったが、1メートル89の長身で対応。「うまくいった」と笑った。

 前回08年は1次リーグ3試合で先発も不発。準々決勝以降は先発の座を失った。バイエルンMのエースながら、代表では7歳年上のクローゼに次ぐ存在。しかし、大舞台で結果を出したストライカーにレーブ監督は「チャンス1回で1ゴール。クローゼと異なる質がある」と決定力を称えた。

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2012年6月11日のニュース