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本田ハット!カズ以来の快挙で6発大勝“主役”

[ 2012年6月9日 06:00 ]

<日本・ヨルダン>前半22分、チーム2点目のゴールを決めた本田(左)は、香川に抱きつかれながら天を指さす

W杯アジア最終予選 日本6-0ヨルダン

(6月8日 埼玉)
 ザックジャパンが連勝発進した。5大会連続の本大会出場を目指すB組の日本は、ホームでヨルダンと対戦し、6―0と大勝した。
【試合結果 アジア最終予選B組】

 前半18分の先制点をアシストした本田圭佑(25=CSKAモスクワ)は同22分に2試合連続ゴールを決めると、同31分に追加点、後半8分にはPKを決めてハットトリックを達成。大勝の立役者となった。最終予選で初の連勝スタートとなった日本は12日にアウェーでオーストラリアと対戦する。

 力ずくで日本代表の主役の座を奪った。“本田劇場”の幕開けは前半22分、先制点をアシストした4分後だった。遠藤の浮き球のパスでDFの裏に抜け、GKとの1対1で戦連発ゴールを決めた。同31分には岡崎のシュートのこぼれ球にいち早く反応して代表では自身初の1試合2得点。さらに後半8分に前田が得たPKを譲り受け、星稜高時代の04年9月26日の全日本ユース・国見戦以来、プロ8年目で初のハットトリックを達成した。

 W杯アジア最終予選での3得点以上は、97年9月7日のウズベキスタン戦の三浦知良(横浜FC)以来、史上2人目の快挙。自尊心の塊のような男は「周りに助けられた3点なんで。PKもありましたし、仲間を称えたい」とチームメートに感謝した。

 だが、それだけで終わらないのが本田という男だ。万全ではない右膝の状態を考慮されて後半12分に交代した際、ザッケローニ監督に「4点目を取りに行きたかった」と伝えたという。指揮官は「圭佑は10カ月間、われわれとプレーしていなかった。失った時間を取り戻す必要がある。これからも点を取ってもらわないと」と会見で背番号4のエースへの期待を口にした。

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