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ザック監督、異例の中東対策“プレー止めるな”

[ 2012年6月8日 06:00 ]

会見するザッケローニ監督

W杯アジア最終予選 日本―ヨルダン

(6月8日 埼玉)
 ザッケローニ監督が前日会見で、チームに異例の“中東対策令”を出したことを明かした。

 ヨルダン対策の質疑の最後に「ひとつ付け加えたいことがある」と厳しい表情で自ら切り出し「選手にはレギュレーションを順守するように言った。試合中に誰かがピッチに倒れていても、われわれはプレーを続ける。プレーを止めるか否かは審判が決めることだ」と話した。

 最近ではフェアプレーの一環として、選手がピッチで倒れた場合、敵、味方にかかわらずタッチラインにボールを蹴り出すことが多い。ただ、中には時間稼ぎなどのシミュレーションでわざと倒れ込む選手もいる。判断の基準は難しいが、過去の例から中東の選手はシミュレーションの傾向が強い。そのため指揮官は、主審の判断が出るまではプレーを止めないよう徹底することを選手に求めた。

 ヨルダンとは11年アジア杯以来の再戦。その当時と比べ「あのときよりすべきことがより頭にインプットされている」と手応えを口にする。ヨルダン戦初勝利を目指し指揮官は細部にまで目を配る。

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2012年6月8日のニュース