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五輪ぶっつけ回避!酒井宏 関塚ジャパンに前倒し合流

[ 2012年6月1日 06:00 ]

前倒しで関塚ジャパンに合流することが分かったU―23日本代表のDF酒井宏樹

 今夏にドイツ1部ハノーバーへの移籍が秒読みとなっているU―23日本代表のDF酒井宏樹(22)が前倒しで関塚ジャパンに合流することが31日、分かった。

 酒井は当初、7月7日の名古屋戦を最後にドイツに渡る予定で、ぶっつけで五輪に参加することが濃厚だった。だが、関係者によると、渡独を6月30日のG大阪戦後に変更。ハノーバーの要望で7月初めから始まるキャンプには一度合流した後に帰国し、7月9日から始まる五輪代表の合宿に参加する。11日に行われるU―23日本代表の壮行試合にも出場し、そのまま関塚ジャパンのスケジュールをこなす予定だ。

 酒井は「まずは五輪に出て、結果を残すこと」と語っていたように、五輪に懸ける思いは人一倍強かった。現在は6月のW杯アジア最終予選3戦を控えるザックジャパンに招集されているが、ロンドンとA代表の掛け持ちを選択。今やA代表でも存在感を示している右サイドの要の壮行試合参加は、関塚ジャパンにとっても朗報となった。 

 関塚ジャパンでは海外組の合流の遅れがネックとなっているが、日本協会もロンドン五輪本大会でのメダル獲得へ向け、他の欧州組の招集にも全力を注いでいるという。壮行試合では、酒井をはじめとする主力組がベストメンバーを組めれば、戦術面での理解もぐっと深まることになりそうだ。 

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2012年6月1日のニュース