宇佐美ホッフェンハイム決定　リバプールのオファー断る

軽快な動きを見せる宇佐美

　ドイツ１部ホッフェンハイムは２３日、Ｕ―２３日本代表の宇佐美貴史（２０）が来季加入することが決まったと公式サイトで発表した。Ｇ大阪からの１年間の期限付き移籍で買い取りオプション付きという。移籍が決まり「１年間試合に出られなくて、たまったものがあるので、一気に爆発させればチームの力になれると思う」と話した。

　宇佐美は昨夏Ｇ大阪から期限付きでドイツ１部バイエルンＭに移籍したが、リーグ戦３試合、カップ戦１試合、欧州ＣＬ１試合と出場機会に恵まれず１シーズンでの退団が決定。プレミアリーグのリバプールからもオファーがあったが断りを入れた。宇佐美は「ドイツで何もしていない。イングランドは次のステップかな」と説明した。

　ホッフェンハイムについては「一番評価してくれた。資金力もあるし、上に行くビジョンがあるチーム」と話し「監督には左がベストと言っている」と左サイドでの起用を示唆されたことも明かした。トゥーロン国際大会後の６月１７日にドイツに戻り、ホッフェンハイムの合宿に参加する予定。宇佐美は２３日にＵ―２３日本代表に合流。初戦トルコ戦ではベンチ入りしたが、出場しなかった。