香川凱旋弾!歴代2位の若さで日本代表10点目

[ 2012年5月24日 06:00 ]

<日本・アゼルバイジャン>前半、ゴールを決め本田と抱き合う香川

キリンチャレンジカップ 日本2-0アゼルバイジャン

(5月23日 エコパ)
 香川が決めた。本田が魅せた。日本代表は23日、アゼルバイジャン代表と親善試合を行い、2―0で勝った。前半42分に香川真司(23=ドルトムント)が先制ゴール。23歳67日の香川は日本代表歴代2位の若さで通算10得点に到達した。昨年8月以来の代表戦出場となった本田圭佑(25=CSKAモスクワ)も2点に絡んで進化を印象づけた。6月3日に始まるW杯ブラジル大会アジア最終予選に向けて弾みをつけた。

 本職のトップ下ではなくとも問題なかった。香川は頭の中でゴールまでの絵を描いていた。前半42分、長谷部のスルーパスを左サイドで受けると鋭い切り返しでDFを置き去り。GKの動きまで見切って右足で放ったシュートは、緩いカーブを描きながら右のサイドネットに吸い込まれた。

 「あそこ(DF)をかわせばフリーになれると分かっていた。あそこに蹴ろうと。うまくいきました」。国際Aマッチ通算10点目。23歳67日での2桁到達は日本代表歴代2位の年少記録でJリーグ発足後最年少。快挙に満面の笑みを見せた。

 6月3日から始まるW杯最終予選につながる一戦。「内容にも結果にもこだわる」と話していた。その言葉通り開始からエンジン全開。前半2分に長谷部のクロスを左足ボレーで合わせてチーム最初のシュートを放つと、同18分には本田とのコンビで中央に切れ込み強烈な右足のシュートでアゼルバイジャンゴールを脅かした。後半17分にお役御免となったが、今季ブンデスリーガで13得点を挙げた得点感覚を存分に発揮した。74年地元開催のW杯を制した西ドイツ代表の名DFだった敵将フォクツ監督も「先制点は世界トップクラス。1年足らずでドイツで、あの地位まで上り詰めた。日本は香川がいることを誇りに思って良い」と脱帽するしかなかった。

 約9カ月ぶりに同じピッチに立った本田の存在も大きかった。「強いし、2、3人を引きつけてくれてパスを出してくれる。こっちも見てくれていた」。敗れた2月のW杯3次予選ウズベキスタン戦ではボールをキープしてタメをつくる仕事と、点を取る仕事の両方をこなさなければならなかった。この日は本田が中央でキープしてくれることで、ゴールへ仕掛けることに集中できた。岡崎の追加点を演出するプレーもその副産物だ。

 「まだ互いのイメージや距離感に開きがある。オマーン戦は一瞬のチャンスを決めなければならない」。マンチェスターU入りが有力視される背番号10は、W杯最終予選3試合が終了するまでは移籍についてコメントしない意向を強調する。日本のエースは今、3連勝だけを見据えている。

 ≪釜本氏に次ぐ史上2位の年少10得点≫香川が国際Aマッチ通算10得点目。10得点以上は通算26人目だが、23歳67日での2桁得点は岡崎慎司の23歳175日を抜き、釜本邦茂の22歳248日に次ぐ史上2位の年少到達記録。

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