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吉良ハット!観戦のなでしこ佐々木監督に猛アピール

[ 2012年5月21日 06:00 ]

なでしこリーグ第6節最終日 浦和5―0大阪高槻

(5月20日 鴻巣)
 なでしこリーグ第6節最終日は各地で4試合が行われ、浦和は大阪高槻に5―0で大勝した。なでしこジャパン候補のFW吉良知夏(20)が3ゴール1アシストと大暴れし、視察に訪れたなでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)に猛アピール。今季7得点で得点ランクもトップに躍り出た。代表復帰を目指す大阪高槻のFW丸山桂里奈(29)は無得点に終わった。

 浦和のFW吉良がなでしこジャパンの佐々木監督の前で3ゴール1アシストと大暴れした。前半15分に右足でGKの股を抜く先制弾を決めると、後半5分に左足、同9分にダイビングヘッドで合わせてハットトリックを達成。「ハットトリックは高校生以来。もっと取りたかった」と無邪気に笑った。若手FWの菅沢(新潟)、京川(INAC神戸)が負傷離脱する中、7得点で得点ランクのトップに立つなど存在感を示した。「五輪は高い目標。アピールできる試合は少ないので毎試合決めたい」と6月のスウェーデン遠征のメンバー入りを見据えていた。

 ◆吉良 知夏(きら・ちなつ)1991年(平3)7月5日、大分県生まれの20歳。市浜レッドソックス―南大分女子―神村学園中―神村学園高を経て、10年から浦和に加入。08年のU―17W杯では、1次リーグのフランス戦でハットトリックの活躍。昨季リーグ戦は16試合9得点。1メートル61、55キロ。

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2012年5月21日のニュース