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7失点は「サッカー人生の恥」 最下位札幌 現体制で立て直しへ

[ 2012年5月20日 10:31 ]

<鹿島・札幌>クラブ史上最多失点で敗れた札幌

J1第12節 札幌0-7鹿島

(5月19日 カシマ)
 札幌が歴史的大敗を喫した。鹿島に0―7の惨敗。7失点は、97年のナビスコ杯の同カード以来で、リーグ戦ではクラブ史上ワーストとなった。

 途中出場したFW大島秀夫(32)が「サッカー人生の恥」と声を絞り出せば、MF高木純平(29)も「この試合は恥。戦術の問題ではない。明らかにメンタル面。やられたらやられっぱなしだった」と口にした。

 前に後ろに横に。ボールを面白いようにつながれ、鹿島の選手があちらこちらから飛び出した。前半9分に先制点を許すと、6分後にはPKで失点。一方の攻撃も前半30分、主将のMF河合のヘディングが鹿島のGK曽ケ端の好セーブあってしまう。完全に歯車が狂い、防戦一方。反撃の機会も見いだせないまま、次々にネットが揺れた。負傷者が続出し、4バックから今季初めて3バックでスタートさせた石崎監督は「精神的に弱いし、簡単に失点してしまう。屈辱的な結果」と唇をかんだ。

 12試合を消化し、1勝1分け10敗の勝ち点4。08年に12戦目での初勝利から逆転残留を果たした千葉は、12試合消化時点で勝ち点は5だった。データ的にも苦しくなってきたが、三上強化部長は「今の監督、コーチ、選手で立て直していきたい」と話していた。

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2012年5月20日のニュース