チェルシー悲願のＣＬ初制覇　ＰＫ戦でバイエルン下した

欧州ＣＬ初優勝を果たし、トロフィーを掲げるチェルシーのマタ（中央）

　サッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）決勝が１９日、ミュンヘン行われ、チェルシー（イングランド）が１―１で突入したＰＫ戦を４―３で制してバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）を下し、初優勝を果たした。ロンドンのクラブの優勝も初。バイエルン・ミュンヘンは５度目の栄冠を逃した。

　守勢に回ったチェルシーは後半３８分に先制されたが、５分後にＦＷドログバが右ＣＫを頭で合わせて同点ゴール。延長前半にはＧＫツェフがロッベンのＰＫを止め、ピンチを防いだ。ＰＫ戦では最後にドログバが決めた。

　バイエルン・ミュンヘンの宇佐美貴史は日本選手として初めて決勝のベンチに入ったが、出番なし。準決勝で敗退したバルセロナ（スペイン）のメッシが史上最多の１４点で４季連続得点王になった。チェルシーは欧州代表として１２月に日本で開催されるクラブＷ杯に出場する。