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鹿島 記録的ゴールラッシュ!J史上初7人で7得点

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<鹿島―札幌>前半、リーグ戦初得点を決め、小笠原(左)とドゥトラ(右)に祝福される鹿島・山村

J1第12節 鹿島7-0札幌

(5月19日 カシマ)
 札幌のゴールネットが揺らぐたびに、約1万4000人で埋まったスタンドが激しく揺れた。前半9分の岩政の先制弾を皮切りに、鹿島のゴールラッシュが続く。大迫!山村!興梠!本山!ジュニーニョ!そして遠藤!21本のシュートを叩き込み、終わってみれば、クラブ史上最多タイの7得点をマーク。しかも、7人による得点はJ史上最多記録。小笠原主将も「みんなで攻めてみんなで守った証」と充実の表情を浮かべた。

 先制弾は意外な形から生まれた。前半9分に岩政がパスカットからオーバーラップ。興梠のクロスに頭を合わせてネットを揺らした。毎年セットプレーでコンスタントに得点を重ねているが「オーバーラップからの得点はプロ入り後初めて。いつも周りから“上がるな”と言われるので」と頭をかいた。

 この一撃で勢いづくと、前半15分には大迫が自ら獲得したPKを決めて2点目。「(本来キッカーである小笠原)満男さんに頼んで蹴らせてもらいました」と明かした。前半40分にはU―23日本代表の山村が右足でプロ初得点を記録。「大学時代から1年に1回しか得点していないので、取れるとは思っていなかった」と振り返った。

 後半も勢いは止まらず興梠、本山、ジュニーニョ、遠藤が追加点を挙げ、前節まで3試合連続無得点に終わっていたのがウソのような多彩な得点パターンを披露。開幕から低空飛行が続いているチームが、一気にトップギアに達した。

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