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京川 五輪ピンチ…左膝靱帯損傷、最短でも全治3~4週間

[ 2012年5月14日 06:00 ]

伊賀戦の前半途中、負傷し担架で運ばれるINAC神戸・京川

なでしこL第5節 INAC神戸2-1伊賀

(5月13日 ホームズ)
 京川が五輪ピンチ。INAC神戸のFW京川舞(18)が伊賀戦で左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷した。14日に精密検査を受ける。最短でも全治まで3、4週間かかる見込みで、ロンドン五輪メンバー入りに黄信号がともった。INAC神戸は2―1で開幕5連勝を飾ったが、大きな痛手を負った。
【順位表】

 黄金ルーキーをアクシデントが襲った。前半32分、京川は大野とのワンツーで追加点を演出。リードを2点に広げ試合が再開された後、相手選手と接触のない場面で顔をゆがめピッチに倒れ込んだ。トレーナーがすぐに駆けつけたが、プレー続行は不可能と判断。同36分、担架でピッチ外へ運ばれた。

 山田晃広チーフトレーナー(37)は「左膝内側側副靱帯の損傷。バシッと痛めてそこから短い距離を走ってアウトになったようだ。1週間で復帰できる軽いケガではない。通常なら3~4週間かかる」と説明した。京川は自力歩行もままならず車椅子に乗って帰宅の途に就いたという。

 京川は開幕から1トップで先発し続け得点ランクトップの5得点。アルガルベ杯で初選出された、なでしこジャパンのFWのポジション争いへ割って入るべくアピールを続けていた。長期離脱すれば、五輪メンバー18人に入ることも難しくなる。また検査結果次第では、エースとして活躍が期待されるU―20W杯(8月19日開幕、日本)出場にも影響が出るかもしれない。

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2012年5月14日のニュース