×

香川 移籍濃厚マンU名将の前で“惜別”2冠弾!

[ 2012年5月14日 06:00 ]

<ドイツ杯決勝>優勝カップを掲げ喜びを爆発させるドルトムントの香川(右)

ドイツ杯決勝 ドルトムント5-2バイエルン・ミュンヘン

(5月12日)
 ドルトムントの日本代表MF香川真司(23)が惜別弾で、名将にアピールした。

 12日、ドイツ杯決勝のバイエルン・ミュンヘン戦にトップ下で先発して後半36分までプレー。オファーを受けているマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督(70)が観戦する前で、1得点1アシストの活躍で5―2の大勝に貢献した。

 去就について明言は避けたが、リーグ連覇に続くクラブ初の国内2冠を置き土産に、イングランドへの移籍決定は秒読みとなった。

 来季から指導を受けることが濃厚なマンチェスターUのファーガソン監督の目前で5点中4点に絡んだ。前半3分に相手ミスを突き、MFブラシュチコフスキの右折り返しを左足ダイレクトで流し込んで先制ゴール。1―1の前半41分、絶妙なダイレクトヒールパスをブラシュチコフスキに通して勝ち越しとなるPK獲得につながった。同ロスタイムには、こぼれ球を左足ダイレクトでスルーパスを送ってFWレバンドフスキの得点をアシスト。さらに後半13分の速攻では、約40メートルのドリブル突破でダメ押しとなるチーム4点目の起点となった。

 「もっともっと起点にならないと。不利な状況でボールを受けてもキープしないといけない。もっとできるようになる必要がある」と最高のプレーで優勝した直後でも反省を口にするのは、ドイツよりレベルが高いプレミアリーグでのプレーを念頭に置いているからにほかならない。日本代表のエースが6月のW杯アジア最終予選を戦った後に、新天地で赤いユニホームに袖を通す時は近づいている。

続きを表示

この記事のフォト

2012年5月14日のニュース