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就任5カ月で栄冠 涙のシメオネ監督「戦術的にいい試合ができた」

[ 2012年5月10日 09:31 ]

優勝を喜ぶアトレチコ・マドリードのシメオネ監督(左)とファルカオ

欧州リーグ決勝 アトレチコ・マドリード3―0ビルバオ

(5月9日 ブカレスト)
 2季ぶりに欧州リーグを制覇したアトレチコ・マドリードだが、先発した11人で2季前の決勝にも出た選手はいない。得点を挙げたファルカオもジエゴも加入1年目。昨年12月に就任したシメオネ監督は「正確なプレーができた。みんな何をすべきかが分かっていた」と選手たちをたたえた。

 アトレチコは鋭い速攻で得点を重ねた。前半7分、逆襲でゴールに迫ったファルカオが先制。「いつも父からファーを狙えと言われていた」と右から左足でカーブをかけたシュートをゴール左上に決めた。これで流れを引き寄せ、エースが同34分にも2点目を奪い、終盤はジエゴが加点した。

 こわもてを緩めて涙も浮かべた指揮官は「ボールを相手に渡しても前にスペースがあれば、自分たちのプレーができる。戦術的にいい試合ができた」と振り返った。前身の欧州連盟(UEFA)カップを通じて選手、監督の両方で今大会を制した指揮官は誇らしげだった。

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