安達HC感激!神戸 前監督に捧げる今季初完封勝利

[ 2012年5月4日 06:00 ]

<神戸・大宮>和田前監督にかわって指揮を執った安達ヘッドコーチ

J1第9節 神戸3-0大宮

(5月3日 ホームズ)
 和田さん、見ていてくれましたか。和田昌裕前監督(47)解任後、初の試合となった神戸はホームで大宮を3―0と撃破。安達亮ヘッドコーチ(42)の下で結束し、今季初完封を実現した。

 解任された前監督に捧げる白星だ。立ち上がりから大宮に猛烈なプレッシャーをかけた神戸は前半3分、相手DFのミスを誘った小川が先制点を挙げて波に乗る。後半に入っても足を止めることなく走り続けて効果的に加点。終わってみれば今季初の完封で2試合ぶりの勝ち点3を挙げた。

 暫定で指揮を執った安達ヘッドコーチは「勝ち点3を取って和田さんにプレゼントしたかった。TVの前で泣いてくれてるんじゃないかと思います」と、しんみりと思いを口にした。

 和田監督の電撃解任劇があったのが4月30日。成績不振の責任を問われわずか8試合で職を解かれた前指揮官だが、神戸ひと筋の人格者を慕う選手やスタッフ、サポーターは多い。“和田さんのために”の空気はピッチの内外から漂っていた。

 感情だけでなく戦術面でも共通理解があった。わずか3日の準備期間の中で暫定指揮官が説いたのは原点回帰のカウンターサッカー。昨年までの神戸の代名詞ともいえる戦い方を徹底したことが勝因だった。「この先、監督がどうなるかわからないけど、今の時点ではこのサッカーがベスト」と主将の吉田も言い切った。

 激しいプレスをかけ続けた選手たちは、終了と同時にピッチに倒れ込んだ。中2日で迎えるC大阪戦(6日、金鳥スタ)に体力面の不安は残るものの、この日見せた強いメンタルで連勝をもくろむ。

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