風間監督　就任２試合目で初白星「ちょっと疲れました」

＜川崎Ｆ・磐田＞就任２戦目で初勝利を収めた川崎Ｆ・風間監督は（左から３人目）はチビっ子サポーターと笑顔で万歳
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Ｊ１第９節 川崎Ｆ４―３磐田

（5月3日 等々力）
　就任２試合目でつかんだ初勝利に、川崎Ｆの風間監督は「ちょっと疲れました」と苦笑いした。それもそのはずだ。後半１０分に３―０としながら、終わってみれば４―３という荒れた展開に、少し複雑な表情を浮かべた。

　稲本を中盤の底に、田中裕をＤＦに戻すなど、前節から布陣を変更した。先発に抜てきされた１９歳の大島がＪ１初ゴールを決めて先制した。後半も相手の隙を突いてすぐに２点を加えた。

　波に乗ったチームを風間監督も後押し。「選手から『もっと行っていいか』という声があって『行っていいよ』と言った」と笑みがこぼれた。後半１７分には矢島のゴールで４―１とした。

　攻撃的な姿勢を貫いた代償として、後半だけで３失点。風間監督は「もう少し落ち着いて、うまくやってほしい」と注文をつけたが「４点を取って勝つという、らしさも出てきた」と中村は明るい表情だった。