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G大阪“荒療治”実らずACL終戦…攻撃陣機能せず

[ 2012年5月3日 06:00 ]

<G大阪―浦項>前半、先制を許し、うなだれるG大阪の(左から)GK木村、中沢、今野、武井

ACL1次リーグE組 G大阪0-2浦項

(5月2日 スティールヤード)
 E組のG大阪はアウェーで浦項(韓国)と対戦し、0―2で完敗。GK交代の“荒療治”も実らず、1試合を残して06年以来2度目となる1次リーグ敗退が決定した。
【試合結果 E組順位表】

 かすかな希望の光さえも消えうせた。0―0の前半ロスタイムだ。勝利が最低条件だった一戦でスローインから痛恨の失点。今のガンバに逆転する力はなく、初出場だった06年以来2度目の1次リーグ敗退が決定した。

 執念の采配も実らなかった。「最後まで混戦になれば可能性はある。その可能性を残すためにも勝ち点3を取りたい」。そう話した松波監督が打った手は不動の守護神外しだった。5失点した4月28日のリーグ・鹿島戦で“空振り失点”という失態を犯したGK藤ケ谷に代えて、GK木村をスタメンに抜てき。10年3月31日・ACL1次リーグのアームドフォーシム(シンガポール)戦以来公式戦4試合目の出場となったプロ10年目GKは、指揮官の期待に応えた。

 前半28分にDF今野が与えてしまったPKを右足一本で止めるビッグセーブ。前半7分には至近距離からの強烈なシュートを弾き、失点場面も一度はシュートを止めた。

 だが肝心の攻撃陣が不発に終わった。後半早々にカウンターから得たFW佐藤の絶好機は左ポストを叩き、今季初出場となったFW星原も持ち味を発揮できないまま。2試合連続無得点で、後半32分には決定的なダメ押し点を許してしまった。

 08年以来となるアジア王者への挑戦は完敗で、あえなく終戦。セホーン体制から松波ガンバに変わっても、苦悩は続く。

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