ＦＣ東京が１次リーグ突破　千真２発！雨中の激闘制す

＜ＦＣ東京・ブリスベーン＞前半、同点ゴールを決めるＦＣ東京・高橋（４）

　サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）は２日、各地で１次リーグ第５戦を行い、Ｆ組で初出場のＦＣ東京は、東京・国立競技場でブリスベーン（オーストラリア）を４―２で下し、勝ち点を１１に伸ばして１試合を残して同組２位以内が確定、決勝トーナメント進出を決めた。

　雨の中での闘い。ＦＣ東京は前半４分にセットプレーから先制を許したものの、その１分後に高橋のゴールで同点に追いついた。同２０分には椋原のゴールで勝ち越し。ところが、同３３分にはブロイッヒのゴールを許し、同点に追いつかれてしまった。しかし、同４４分には渡辺がペナルティーエリア内で倒されて得たＰＫを自ら決めて再び勝ち越した。

　ＦＣ東京は後半１５分にも渡辺がゴールを決め、リードを２点に広げた。日本勢では決勝トーナメント一番乗り。２得点と活躍した渡辺は「しっかり勝って（決勝Ｔ進出を決めたかった）。雨の中でたくさんの人が来てくれて力になりました」と、サポーターに感謝していた。

　▼ＦＣ東京・ポポビッチ監督　両チームとも魅力的なサッカーをして観客を楽しませた。アジアで日本サッカー界を代表する立場としても、この結果はうれしい。

　▼ブリスベーン・ビドシッチ監督　とてもいい試合だった。われわれは立ち上がりこそよかったが、守備が機能しなかった。ＦＣ東京のパスサッカーは参考になった。