今季11戦目でやっと…横浜 お待たせ初勝利!

[ 2012年4月29日 06:00 ]

<横浜・神戸>谷口(29)、中沢(22)のヒーローインタビューに沸く横浜サポーター

J1第8節 横浜3-1神戸

(4月28日 日産ス)
 各地で9試合が行われ横浜が今季初勝利を飾った。ホームで神戸と対戦した横浜は後半12分に先制を許したが、同26分にFW小野裕二(19)同点弾を決めるなど、終盤の3得点で逆転勝ち。リーグ戦では昨年11月3日以来約5か月ぶり、今季公式戦では11戦目にしてようやく初白星を挙げた。風間新監督の初采配が注目された川崎Fは1―4で広島に敗れた。

 試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、横浜イレブンはそろって胸をなで下ろした。1勝が遠く、主力に続出するケガ人。止まらない負の連鎖。幾多の困難を乗り越えようやくつかんだ今季初白星。日本代表DF栗原も「勝てなかったけどサポーターもブーイングしないで待っててくれた。うれしかった。きょう勝てて良かった」と勝利の味をかみしめた。

 後半12分に先制された嫌なムードを10番を背負う19歳が断ち切った。26分、小林の右クロスに小野がダイビングヘッドで同点弾を叩きこんだ。「足で行ったら間に合わないと思った」。代償としてシュート直後に相手DFの足が顔面を直撃し上唇を切って出血したが、気迫のプレーがチームに流れを引き寄せた。2分後には小野の右クロスから途中出場のMF谷口が頭で決めて逆転。さらに4分後には「オマケです」と振り返った中沢が昨年5月14日の広島戦以来となるダメ押し弾を右足で決めた。小野は「絶対に勝つという強い気持ちが勝利につながったと思う」とチーム一丸の勝利を強調した。

 4日前の24日には選手たちだけで集まってミーティングを行い、翌25日には主将の中村らの呼びかけで、横浜市内の焼き肉店に選手が集合。決起集会で意思の疎通を図った。ときには激論が交わされる場面もあったというが、腹を割ってお互いの意見をぶつけ合ったことで、チームは一つになった。中沢も「きょうはみんながよく走った。全員で攻撃し全員で守った」と効果を口にした。

 長いトンネルを抜けリーグ戦では177日ぶりの勝利。栗原は「勝ったら上を目指せるし、負けたらまたダメだとなっちゃう」と気を引き締めるが、チームに大切なものは何かを理解できたことは大きな収穫だった。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「J1」特集記事

2012年4月29日のニュース