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なでしこは比較的恵まれた組み合わせ 準々決勝が関門か

[ 2012年4月24日 21:57 ]

ロンドン五輪サッカー男女の組み合わせが決まり、決勝が行われるウェンブリー競技場で厳しい表情を見せる男子の関塚隆監督(右)と女子の佐々木則夫監督

ロンドン五輪1次リーグ組み合わせ抽選

 日本女子の1次リーグの組み合わせは、比較的恵まれた感がある。とはいえ、目標の金メダル獲得への道のりは決して楽ではない。

 1次リーグ初戦は佐々木監督が「パワーがある。一番やりづらい相手」と評したカナダが相手だ。しかもハードマン監督はニュージーランドを率い、北京五輪と昨年の女子ワールドカップ(W杯)1次リーグ初戦で日本と戦っている。難敵相手に、緊張感のある初戦を順調に滑り出したい。

 2戦目のスウェーデンは昨年の女子W杯準決勝も含め、2004年以降負けなし。大会直前の6月にも親善試合で対戦する。得意の速いパス回しで主導権を握り、押し切りたい。3戦目の南アフリカとは未対戦だが、身体能力の高さは要警戒だろう。

 問題はむしろ決勝トーナメントに入ってからだ。準々決勝ではF組で1位なら米国かフランス、2位なら英国かブラジルとの対戦が予想される。昨年の女子W杯で唯一敗れたイングランドを主体とする英国も含め、いずれもFIFAランキング1桁の強豪。ここが金メダルへの大きな関門となりそうだ。(共同)

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2012年4月24日のニュース