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ザック監督 アゼルバイジャン戦で本田の回復をテスト

[ 2012年4月24日 06:00 ]

5月23日のアゼルバイジャン戦にザッケローニ監督が招集を明言した本田

日本代表候補合宿 

(4月23日 千葉県内)
 日本協会は23日、日本代表が5月23日にキリンチャレンジ杯アゼルバイジャン戦(エコパ)を行うと発表した。アルベルト・ザッケローニ監督(58)はFIFAランク110位の格下との対戦に、右太腿痛から復帰したばかりのMF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)を約8カ月ぶりに招集することを明言。6月に始まるW杯アジア最終予選を前に、司令塔の回復具合を測るテストの場とする。チームはこの日、千葉県内で合宿をスタートした。
【合宿メンバー 日程】

 千葉県内で行われた強化合宿初日。小雨の降る中、ザッケローニ監督は熱のこもった指導を行ったが、心の底ではロシアにいるレフティーの状態を気にしていた。来月23日の開催が発表されたアゼルバイジャン戦に、右太腿痛から復帰したばかりの本田を招集する意向を示し「(W杯アジア)最終予選に間に合うように全力でサポートしたい」と強調した。

 本田は昨年8月28日のスパルタク・モスクワ戦で右膝半月板を損傷。同9月1日に手術を受けた。右膝痛が癒えて一度は復帰したが、3月3日のゼニト戦で今度は右太腿を負傷。4月21日のディナモ・モスクワ戦にフル出場して復帰した。ザッケローニ監督はディナモ・モスクワ戦の映像をチェックし「本田が90分試合に出たのは状態を見るいい機会だった。継続的に練習すればアゼルバイジャン戦にも使える」と説明。アゼルバイジャン戦で本田を約8カ月ぶりに代表に呼び、6月に3試合を控えるW杯アジア最終予選に向けて調整させる方針だ。

 アゼルバイジャンはFIFAランク110位。ザッケローニ監督が格下との対戦を熱望して実現した経緯があり、本田にとって絶好の“スパーリングパートナー”となる。

 ▽アゼルバイジャン 旧ソ連の共和制国家。北はロシア、南はイランと隣接する。首都バクー、人口約910万人。サッカーは94年にFIFA、UEFAに加入。W杯の出場経験はない。

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